‘行政視察’
今治市行政視察
視察最終日は、昨日、自転車で走った「しまなみ海道サイクリングロード」で視察テーマは「しまなみ海道サイクリングロードを活用した観光について」です。今治市役所にて担当課より説明を受た資料のタイトルが「サイクリストの聖地 瀬戸内しまなみ海道」資料に目を通しながら、昨日は走ったコースを思い浮かべ、なるほどサイクリストの聖地というインパクトあるタイトルがピッタリな表現であると感心をしていました。瀬戸内しまなみ海道は愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長59.4㎞のルートで自転車で走る走行距離は約70㎞のコースです。平成19年より尾道市、今治市、上島町の二市一町及び19の関係団体で「瀬戸内しまなみ海道観光推進協議会」を設立しサイクリング活用、PR 事業を実施しています。平成24年度の調査ではサイクリング客数が約175000人、一日平均480名を数えます。その内レンタサイクル利用者が約四割、マイサイクルが六割だそうです。経済効果をお伺いしたところ、平成26年の事業収入が約六億二千万、宣伝効果を試算すると八億三千万の経済効果があったそうです。すばらしい経済効果を生むサイクリング事業を維持するためには様々な施策に取り組んでいます。その一つが「しまなみサイクルセイバー」です。サイクリング中にパンクなどの不慮の事故が起こった際に自転車安全整備士の資格を持った職員が専用車両で駆けつけます。また、自転車のタイヤチューブなどの修理備品を飲料水の自動販売機で販売するなどの工夫がされていました。筑波~霞ヶ浦を結ぶサイクリング道路を整備するにあたり大変参考になる視察でした。
しまなみ海道サイクリング
視察二日目は、呉市でレンタカーを手配して、8時にホテルを出発、走ること約一時間で江田島にある海上自衛隊第一術科学校の施設見学をさせていただきました。広大な校内にある歴史的建造物や資料の展示室などの施設を広報担当の方が約2時間ご案内を頂きました。担当官の丁重な対応に深く感謝申し上げます、午前の視察が終了し、車で午後の視察場所である「しまなみ海道サイクリングコース」に移動です。しまなみ海道はレンタサイクルターミナルが充実しており、広島県尾道市から愛媛県今治市まで15の施設があり、全てのターミナルがレンタサイクルの乗り捨てが可能です。また、自転車が故障した場合は、しまなみ島走レスキューやしまなみサイクルセイバー等のシステムも充実しています。上浦レンタサイクルターミナルの多々羅しまなみ公園で自転車を借りて今治までの約28キロを5人のメンバーで2人が自転車でコースを走り、3人がレンタカーで施設やコースを見学することとして、1チームが七キロをリレー方式走るローテーションを組んで、サイクリングがスタートしました。サイクリングコースを示すブルーのラインが道路に引かれており、そのラインをたどって次の目的地を目指します。橋の上からの観る景色は最高ですが、島の中は景色も変わらず緩やかな登り坂が続き疲労がたまることや橋まで上がる長い登り坂がきつかった。しかし、その疲れも広大な景色が癒してくれ、無事に今治市まで完走しました。明日は今治市役所でこの「しまなみ海道サイクリングコース」について説明を受けるので、実際に感じた素朴な疑問などを質問し、筑波~霞ヶ浦を結ぶサイクリングコース設置に役立てたいと思います。
呉市行政視察
土浦市議会の私が所属している会派「郁文会」ではじめての行政視察です。この視察日程は本来なら7月中旬に実施する予定でしたが、大型台風が上陸したため予定を一ヶ月伸ばして今日から3日間となりました。天候不良のため一ヶ月伸ばしたのですが、本日も全国的に大雨で、新幹線が早朝不通になるなど、あやしい雲行きとなり、常磐線は柏駅で緊急ボタンが作動するやら、上野駅で急病人の搬送があるやらで10分遅れ、新幹線の東京発がやや遅れぎみだったので事なきを得て、広島に到着、と思ったら呉市に向かう予定の列車が大雨のため突然運休し、違う列車で呉市に30分ほど遅れて無事到着、一寸した波乱の含みの行政視察の幕開けです。呉市の視察テーマは議会報告会。呉市では平成22年に議会基本条例を制定し、議会報告会を開催しています。特筆すべき点は、基本条例の17条に市政に関する重要な課題を共通認識とて、政策立案等を推進するために「政策研究会」を設置しています。政策研究会は副議長を委員長として、各会派及び諸派の政策責任者1名ずつで構成され、議会報告会の企画運営のほかに意見書、決議の審査と政策立案等を行います。政策研究会で決まった議会報告会を四つの常任委員会が各地域でそれぞれ4回の報告会を開催しています。そして報告会で市民の方々から提案された意見などをもとに次回の報告会の内容などを検討します。土浦市議会も11月にははじめての議会報告会を開催する予定なので、今回の研修は大変参考になりました。研修終了後には、大和ミュージアムを見学し、夜は、呉市が遊歩道の一画に水・電気など利用できる設備を用意して一般に貸し出している呉市の屋台村に足を運ぶなど、呉市で実践しているまちづくり事業の現場を見学させて頂きました。
長岡市行政視察「子育ての駅」
新発田市行政視察「日本語教育推進事業」
文教厚生委員会にて、新潟県新発田市で内閣府より日本語教育特区の認定を受け、平成21年度より取り組んでいる日本語教育推進事業について学びにきました。新発田市の日本語教育のねらいは、児童生徒に豊かな日本語を身に付けさせ、自分を表現する力と日本の文化や伝統に誇りをもつ心をはぐくみ、たくましい生きるための基礎を培うことにあり、主な学習目的を自己表現力を身に付けること人間関係力を育てること、まとめる力と発表力を伸ばす、日本語の美しさを感じ日本人の心について学ぶことです。市独自の教科日本語の教科書を小学校1・2年用、3・4年用、5・6年用と中学校用に分けて作成し、年間授業時数は小学校1・2年生が20時間、3~6年生35時間、中学1年生20時間、中学2・3年生35時間、教科「日本語」を受講しています。授業では、詩、俳句、百人一首、論語、ことわざ、しりとり、歌遊び、落語等を取り入れています。日本語の表現のおもしろさを味わう実践例として単元名「大喜利を楽しもう」と題した授業風景のビデオでは子供たちが限られた時間内で自己紹介やなぞかけを発表し、聞き手はその面白さを評価するといった内容で、クラス全体で日本語の美しさと自己表現力を学ぶことができる素晴らしい授業内容でした。教職員の創意工夫で教科「日本語」の授業を展開している新発田市の取り組を土浦市にも採用できるようにこれから提案してまいります。
サンフランシスコ領事館
パロアルト市で開催された土浦まつりも大盛況で終了し、今日はサンフランシスコに移動です。午前中はゴールデンゲートブリッジ等を見学し、フッシャーマンズ・ワーフで昼食をとり、午後からはサンフランシスコ日本国総領事館を訪問。領事館では、渡邉総領事さんと萩原領事さんより日本とカリフォルニア州の概観についてお話を賜りました。教育交流では、カリフォルニア州に留学している日本人学生は昨年度5200人以上で高校生の交流事業も盛んに行われています。また、姉妹都市関係を結んでいる都市は99有り、全米440姉妹都市のうちの約25%にあたり、全米の中でもカリフォルニア州が最も日本と友好の絆が強い州でありました。世界中で行ってみたい都市のベストスリーに入るサンフランシスコは治安も良く素晴らしい観光都市でした。
日本/ 土浦まつり
快晴の日曜日に土浦まつりが開催されました。10時の会場と同時に近隣にお住まいの皆さんや仕事の都合でこちらに移り住むこととなった、小さな子どもを連れた日本人家族等など、世界各国出身の幅広い年齢層の皆さんが会場を訪れました。会場では地元のボランティア約150名が鯉のぼり作り方教室や生け花、習字教室にけん玉教室、折紙教室などなど盛りだくさんの催しを楽しんでいました。土浦からは茶道と座禅会に日本舞踊、折り紙教室、 土浦市のPRコーナーが設けられました。お昼のセレモニーではパロアルト市長、五頭土浦市副市長と内田議長、そして、サンフランシスコ領事館の萩原領事よりご挨拶を頂き、宣誓書の贈呈及び市旗の交換が行われました。また、セレモニーの途中で、パロアルト市の日本語教師を勤めながら、国際交流ボランティア団体ネイバーズアブロードの副会長として活躍された中島先生に長年の功績に対して感謝状がナンシー・シャファード市長より贈呈されまた。中島先生はパロアルト市と土浦市の中学生の交換留学事業に尽力され両市の架け橋となってくださった方です。土浦まつりは閉会の16時まで大勢の人で賑わい、このまつりはパロアルト市と土浦市の友好関係がより深いものとなる素晴らしい事業となりました。
パロアルト市視察3
カルフォルニア州パロアルト市の二日目の視察先は、IT 関連を代表する起業家やノーベル賞受賞者など多くの優秀な卒業生を輩出している、名門大学スタンフォードです。日本の皇居の約30倍の広さのキャンパスにはリスが走り回る自然美溢れる森やロダンの代表作である地獄の門等のモニュメントが設置された美術館に、サンドストンという石を削って造られた校舎や教会にフットボールスタジアム、ゴルフ場等々桁違いの規模に唖然とするばかりでした。その後、コンピューターヒストリーミュージアムをまわり、4時からは市に新にオーブンされる図書館とコミュニティセンターの複合施設の市民向けお披露目会に伺いました。パロアルト市では図書館が老朽化したため新設計画をたてました。しかし、市独自でこの施設を建設する財源として市債を発行しなければなりません。そこで、この案件について住民投票を実施し、その投票の結果、施設の新設が決定したものです。また、この施設建設が決定と同時にボランティア団体が募金活動を実施し、総額約30億円のうち約4億円の寄付金を集めました。お披露目会には大勢の 幅広い年齢層の市民の皆さんが集まり、ボランティアガイドの誘導のもと、熱心に説明を聞いていました。図書館の本には一つ一つICチップが埋め込まれ、夜間でも返還ができるような設備がされていることや古くなった本を持ち寄って販売し、その利益を新図書の購入にあてるコーナーが設けられていました。コミュニティーホールも様々な工夫がされていて新図書館の建設を控えている土浦市にとって大変参考になる見学会でした。夜はネイバーズアブロードの主催によるホームパーティーに招かれ、各自が持ち寄った料理を美味しくいただきながら地域の皆さま方との交流を深めて参りました。明日は、いよいよ土浦まつりです。図書館のオーブンセレモニーではスペシャルゲストとして日本舞踊の皆さんが参加して踊りを披露し喝采をあびてましたので、明日も大勢の市民の方々がこのイベントに参加してくれると思います。
パロアルト市訪問2
日本を飛び立って約9時間でサンフランシスコ空港に無事着陸、空港では土浦市とパロアルト市の国際交流を担当していただいた国際交流ボランティア団体ネイバーズアブロード副会長の中島敬子さんが笑顔で出迎えてくださいました。空港からフリーウエイを使いパロアルト市に車で移動。先ずは、土浦まつりの会場となるルーシースターンコミニティセンターへ、この会場はジーンズメーカーリーバイスの経営者のルーシースターンさんが市に寄贈した建物です。会場では今回の土浦まつりや中学生の交換留学で御尽力を頂いているネイバーズアブロードの関係者の皆さんが昼食会を催してくださりました。昼食会で使用したお皿やコップなどの容器はパーティー用に貸出を実施しているボランティア団体があり、そちらに依頼すれば市民は無償で使用できるそうです。自然環境を守ることを重視している市では無駄なゴミを出さない工夫が至る所に施されていました。もちろんゴミも分別回収です。その後は、交換留学を実施しているジョーダン中学校とJLスタンフォード中学校を表敬訪問し、授業の様子や施設見学を行いました。広い敷地に自然美溢れる学校の環境は素晴らしいの一言です。広大なグランドで土浦市の前教育長より頂いた凧で子供たちと息を切らして走り回って凧上げを楽しんだ話をしてくれました。そのあとは市役所を訪問、市役所は休日だったので職員の皆さんは窓口以外はいませんでした。しかし、驚くことに重要な部署以外は市民に開放されていて出入り自由となっていました。市議会の議場は1階にあります。議員数は9名で4年の任期で2年ごとに半数の選挙が実施されます。市長と副市長は議員の中から選出され、市長の任期は1年で議案を審議します。行政執行部のトップは市の職員のトップであるシティーマネジャーだそうです。議員はボランティアで議会は夕方から開会され、傍聴席に座る市民が希望すれば、3分間の時間が与えられ自分の考えを述べることができます。ただし、意見に対する答弁は無いそうです。日本の地方議会は2元代表制を採用しているので、行政運営に対して異なる点が多々ありますが、市民に開かれた議会を目指す土浦市にとっては学ぶべき点が多く、大変参考になりました。最後は浄水場の見学、雨がほとんど降らないパロアルト市では水の一滴一滴を大切にし、対象地区22万人の住民が発生させる排水から環境汚染物質を除去し、浄化した水をサンフランシスコ湾に流している大規模な施設です。すべてが日本と比べて規模が違うのでカルチャーショックを受けて本日の予定が終了。飛行機の中では、ほとんど寝ていない状態なので眠いです。今夜は夕食食べたらバタンキュウです。
パロアルト市訪問1
今日から土浦市の姉妹都市であるカルフォルニア州パロアルト市に土浦まつり市民訪問団として参加してきます。当初の予定では16時に成田を飛び立つことになってましたが、予定の便が機体故障のため、欠航となり、一事はどうなるのかと思いましたが、他の飛行機の席が確保でき、一時間ほど遅れて出発できることになりました。海外旅行の場合は、これくらいのトラブルは想定内ですね。土浦まつりの模様はまた報告します。
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