北九州市行政視察
文教厚生委員会の行政視察最後は北九州市戸畑区にある[ウェルとばた]にて「北九州障害者しごとサポートセンター」と「住宅入居等支援事業」を学びました。会場の[ウェルとばた]に到着して、施設の大きさと設備に驚きました。駐車場からエレベーターに向かう際には、自動音声案内システムにより入り口から音声による誘導メッセージがながれます。施設内の通路はバリアフリー対応し、通常より幅を広くとり、手すりが二段で取りつけられ、トイレ等の設備も障害がある方に優しい作りになっています。また、館内には福祉関係の事務所やボランティア、団体などの福祉関係の全てが入居している総合福祉会館となっています。その中に事務所を構える北九州障害者しごとサポートセンターは就業支援ワーカー、生活支援担当者、就労支援プロモーター、専門相談員など12名の専門職員で、障害がある方の就労企業開拓、職場実習や就職を促進するとともに、職場定着を進めるために、就労面と生活面の双方から総合的支援を行っています。昨年度は約7500件の相談を受けています。就労人数も 年々増加するなどの成果をあげています。このサポートセンターでは本人を取り巻く環境を整えることが重要と考えて、障害者の就労と社会参加の手助けを行っていました!また、住宅入居等支援事業は、障害のある方が住宅物件を探す際に問題となる点、保証人や家賃保証等の契約手続きの問題や単身入居の居住継続支援体制を整えています。昨年度は、163名の物件相談があり、35名が入居決定しています。住宅物件を探す際の大きな課題は、家賃保証事業者の審査、摘要不動産物件不足、転移後の定着支援などと、課題は多いとの事でした。視察を担当してくださった方々は福祉行政について、熱心に丁寧に解りやすく説明してくれました。今回の視察を参考に土浦市の福祉行政を充実はかって参ります。