パロアルト市訪問2
日本を飛び立って約9時間でサンフランシスコ空港に無事着陸、空港では土浦市とパロアルト市の国際交流を担当していただいた国際交流ボランティア団体ネイバーズアブロード副会長の中島敬子さんが笑顔で出迎えてくださいました。空港からフリーウエイを使いパロアルト市に車で移動。先ずは、土浦まつりの会場となるルーシースターンコミニティセンターへ、この会場はジーンズメーカーリーバイスの経営者のルーシースターンさんが市に寄贈した建物です。会場では今回の土浦まつりや中学生の交換留学で御尽力を頂いているネイバーズアブロードの関係者の皆さんが昼食会を催してくださりました。昼食会で使用したお皿やコップなどの容器はパーティー用に貸出を実施しているボランティア団体があり、そちらに依頼すれば市民は無償で使用できるそうです。自然環境を守ることを重視している市では無駄なゴミを出さない工夫が至る所に施されていました。もちろんゴミも分別回収です。その後は、交換留学を実施しているジョーダン中学校とJLスタンフォード中学校を表敬訪問し、授業の様子や施設見学を行いました。広い敷地に自然美溢れる学校の環境は素晴らしいの一言です。広大なグランドで土浦市の前教育長より頂いた凧で子供たちと息を切らして走り回って凧上げを楽しんだ話をしてくれました。そのあとは市役所を訪問、市役所は休日だったので職員の皆さんは窓口以外はいませんでした。しかし、驚くことに重要な部署以外は市民に開放されていて出入り自由となっていました。市議会の議場は1階にあります。議員数は9名で4年の任期で2年ごとに半数の選挙が実施されます。市長と副市長は議員の中から選出され、市長の任期は1年で議案を審議します。行政執行部のトップは市の職員のトップであるシティーマネジャーだそうです。議員はボランティアで議会は夕方から開会され、傍聴席に座る市民が希望すれば、3分間の時間が与えられ自分の考えを述べることができます。ただし、意見に対する答弁は無いそうです。日本の地方議会は2元代表制を採用しているので、行政運営に対して異なる点が多々ありますが、市民に開かれた議会を目指す土浦市にとっては学ぶべき点が多く、大変参考になりました。最後は浄水場の見学、雨がほとんど降らないパロアルト市では水の一滴一滴を大切にし、対象地区22万人の住民が発生させる排水から環境汚染物質を除去し、浄化した水をサンフランシスコ湾に流している大規模な施設です。すべてが日本と比べて規模が違うのでカルチャーショックを受けて本日の予定が終了。飛行機の中では、ほとんど寝ていない状態なので眠いです。今夜は夕食食べたらバタンキュウです。