魚津市、富山市行政視察
2015-10-15
環境経済委員会の行政視察二日目の午前は魚津市「海の駅事業」魚津漁港改修の際に新市場の建設、観光物産館、朝市の会場等を目指し、平成16年に(株)魚津シーサイドプラザが事業主体となり「海の駅蜃気楼」を建設しました。特徴的なのは市民に出資を募り、200名の市民がこの会社を支えています。株主配当はまだできない状況ですが、その代わりに海の駅のお買い物券を発行し、出資した市民に喜ばれているそうです。午後は富山市に移動し「富山とれたてネットワーク事業、地場もん屋」を視察しました。富山市の農産物の 76%が米の生産で野菜の生産は全国でも下位の状態であることや生産者の高齢化等で農家かが減少している状況に歯止めをかけるために富山とれたてネットワーク事業に取り組み「地場もん屋総本店」が設置されました。地場産物販売促進ゾーン約60坪農産物と加工直売があります。地産地消交流学習エリア約20坪には地産地消関連の講座、料理教室など企画の実施を行います。生産者は直接納品するか、所定の集荷場を利用し、集荷トラックで地場もん屋総本店に商品をならべます。新鮮な地場野菜が揃う時刻には大勢の買い物客が集まるそうです。効率的な売り上げ管理を行うためにPOSシステムや売上データのメール発信などが導入されています。今後の展望として、地産地消の拡大から都市農村交流への展開。登録加盟店の相互交流。次世代を担う子供達への食農教育の推進。県都富山市の県内産農産物のPR拠点へ。を掲げています。私は「地場もん屋」のネーミングがとても気に入りました。