座間味村行政視察
2016-02-16
座間味村での行政視察二日目は、本年3月に開庁予定の新役場の建設現場を宮里村長さんにご案内いただきました。三階建ての新役場の建設費は9億円で大和ハウス系の大和リースと15年間のリース契約を結び年間六千万円を15年間支払いそのあとは所有権が座間味村に移る契約で建てられています。新役場には村のランドマークとなるように、沖縄に伝統的な建設資材や建設方法が導入され、室内の壁やガラスには座間味の景観や歴史のイラストが飾られるそうです。また、職員の当直、休憩施設を男女別に設けることや3階には非常用発電システムや防災時に対応できる会議室などの危機管理も配慮された施設となっています。その他にも、至る所に宮里村長さんのアイデアが取り入れられていました。新役場の他にも、島内にある施設を村長さん自ら案内して頂き、座間味村のまちづくり対する熱い思いを語ってくださいました。午後からは座間味のオフシーズンの観光事業の目玉として取り組んでいるホエールウォッチングに参加しました。座間味村では観光客が必ずホエールウォッチング楽しめるように、早朝より展望台にて双眼鏡を持ち鯨の出現場所を監視する監視員とホエールウォッチング船とが無線で連絡を取り、連携しているので、観光客は百パーセントに近い確率で鯨を目の当たりにすることが出来ます。この事業を始めてから観光事業のシーズンオフの時期となる2月、3月の観光客数を大きく伸ばす事が出来たそうです。私たちも船に乗り込み約三時間で二頭の鯨を見ることが出来ました。座間味村が取り組んでいるおもてなしの観光事業施策を学ばしていただいた有意義な一日でした。
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