利尻富士町行政視察
2016-07-14
視察二日目は稚内からフェリーに乗り1時間50分、利尻島に到着。利尻富士町役場に移動して「利尻島一周ふれあいサイクリング」について学びました。利尻富士町が実施しているこの事業の説明には、副町長の吉田様、町議会議長の前田様も同席いただき歓待してくださいました。「利尻島一周ふれあいサイクリング」は利尻島の豊かな自然を舞台に参加者が肌に感じる爽やかな風に乗って、走るごとに形容を変え続ける利尻富士を遠望しながら利尻島住民や全国からのサイクリング愛好者が集まり、サイクリングを通じて交流し、人々が輪になり島内の活性化を促すことを目的として、平成元年から実施され今年で28回目の開催となります。コースは利尻島を一周する55キロの道道と、北海道がサイクリング用に整備した利尻利尻富士自転車道線約25キロのトータル約60キロを利尻富士会場と利尻町会場に分かれてスタートします。大会の参加費は無料で完走者には利尻昆布ラーメンが贈られます。特徴的な点は、一つ目は、参加者の交流の機会を創出するため、参加費2,000円で前夜祭を開催しています。前夜祭では、地元食材の料理や余興アトラクションを実施し、年々この前夜祭を楽しみにする参加者が増えています。ちなみに昨年の食材はウニのお吸い物、タコ串、イカサラダ、イカしょうゆ漬け、ホッケ焼き、ホタテ焼きにオニギリだったそうです。もう一つは、実行委員会のメンバーのほとんどが役場の職員だということです。企画、運営は勿論、レンタル自転車の手配から整備などなど裏方を全て役場の職員がボランティアで実施しています。今年は8月26日日曜日に開催します。今からでも参加申し込みは可能のようです。自転車が無い方にも139台のレンタル自転車を用意しているそうです。さて、話を伺った後は、サイクリングの実体験、利尻富士町のレンタル自転車をお借りして、議会事務局長の吉田様の案内のもと、利尻利尻富士自転車道線に出発です。このサイクリングコースは計画から完成まで約10年、昭和62年より北海道の事業として計画が実施されました。利尻利尻富士自転車道線は多額の予算と日数がかけられたようです。さすがに道が整備したコースは、サイクリストが安全にサイクリングを楽しめるように山間を抜けると絶景ポイントが各所にある素晴らしいコースです。筑波山と霞ヶ浦を一周する180キロメートルの日本一長いサイクリングコースもこの様な整備ができると最高ですね。