利尻町行政視察
2016-07-15
行政視察三日目は利尻町にて「地域おこし協力隊について」学びました。利尻町役場には田尻副町長さん、惣万町議会議長さん、遠藤町議会委員長さんが同席していただき歓待のご挨拶をいただきました。さて「地域おこし協力隊の隊員」は、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民生活支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住定着を図る取組です。活動期間は概ね1年以上3年以下、総務省より活動に要する経費として隊員一人あたり400万円を上限として特別交付税により財政支援があります。利尻町では、平成22年から現在まで男性6名、女性5名を採用し、退任後に利尻町に在住した方が2名います。今回の研修では、昨年から協力隊として採用された大関さんの話を聞くことが出来ました。大関さんは千葉県より地域おこし協力隊、地域づくり推進員として「利尻島の駅、海藻の里・利尻」の業務支援を行っています。主な活動内容は①海藻押し花事業②地域づくり推進事業③島の駅企画運営等です。島の駅には飲食スペースや海藻押し花の作品などが展示されているギャラリーが有り、観光客を楽しませています。協力隊に参加して良かった点は、NPOにて、かなり自由に動くことが出来ること・役所のフォローが親身であること・住宅の受け入れ体制ができてたこと・深く地域に密着した仕事が出来ることをあげています。まて、改善してほしい点として・協力隊同士のつながりが薄かったこと・配属、勤務地、勤務期間がバラバラなので、集まる機会が少ないこと・採用時の行政側の目的が不明確な部分がある隊員もいたこと。などをあげていました。協力隊の生の声を聞くことが出たこと、活動する姿を見られたことは大変参考になりました。
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