大分県日田市バイオマス利活用事業
2017-02-15
日田市バイオマス資源化センターは生ゴミ、家畜糞尿及び焼酎粕等をメタン発酵処理し、メタンガス発電によるエネルギーの回収を行い、更に処理汚泥は堆肥として再利用を図る事を事業目的として、1日80トンの処理を計画規模として平成18年より事業を開始しています。平成27年度の処理量は家庭系の生ゴミが1日9.7トン、事業系生ゴミ9.5トン、豚糞尿28トン、焼酎粕など16トンの合計63.2トンを処理しています。家庭系の生ゴミ回収は無料でレジ袋に入れた物を拠点回収していて、回収方法なども市民に定着しているので悪質なマナー違反もなく、バイオマス資源センターに回収されています。また、バイオガスによる発電では27年度実施で売電が54,734,218円、買電が26,167,002円で28,567,216円の収入があります。また、生ゴミ等に処理後にできた堆肥と液肥は、堆肥は12キロ一袋のものを50円で市民に配布しており、大変好評を得ていて年間252トンを生産しています。液肥は市内14カ所に配布用の液肥タンクを設置しており、市民は無料で利用できます。特質すべきは悪臭がほとんどしない点です。堆肥も液肥も臭いが気にならないのはメタン発酵をしてるためであると担当の方が話してくれました。今後の課題としては10年が経過した施設の機能保全と安定した運転を目指す施設運転方針の策定と地域資源リサイクルシステムの検討をあげていました。土浦市でも現在環境基本計画の見直しを行っておりますので、この事業を参考にしてまいります。博多から日田市までの移動でJRゆふいんの森号を利用しました。人気スポットの湯布院まで行く列車は多くの外国人観光客で満席状態、列車も人気にリゾート列車として、景色がよく見えるように一段高い客席と大きな窓、そして客室乗務員がゆふいんの森号のパネルを持って手持ちのカメラで記念撮影ができるサービスを提供するなど観光客の誘致にきめ細かなサービスを提供していました。このような観光事業のサービス提供の方法も大変参考になりまいた。
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