四万十市行政視察

2017-07-19
IMG_1316.JPG IMG_1313.JPG IMG_1312.JPG IMG_1311.JPG IMG_1310.JPG IMG_1309.JPG IMG_1306.JPG IMG_1314.JPG
総務市民委員会の行政視察二日目は四万十市です。四万十市は平成17年に中村市と幡多群西土佐村が合併して誕生し、市の中心部に日本最後の清流四万十川が流れる自然美溢れる環境を有する市です。本日の視察項目は「四万十映画祭について」この映画祭は2005年に最後の映画館「中村太陽館」が閉鎖され、幡多地区に映画館が無くなり、街から映画という文化が消えつつある中で「映画館がないところで映画祭を」をキャッチフレーズのもと「四万十おきゃく映画実行委員会」を立ち上げ、休校中の小学校を会場として開催された映画祭です。おきゃくとは四万十弁で宴席のことを言う言葉で、お客さんと合わせて、二つの言葉を表現する言葉として名付けられたそうです。映画祭のオープニングには三味線演奏や地元のアイドルユニット、ダンスユニットなど大勢の市民が参加しこのイベントを盛り上げました。そのほかにも上映された映画の監督出演者を四万十川にかかる沈下橋の上に敷いたレッドカーペットを歩くといった演出を実施するイベントの開催や商店街の協力のもと天神橋商店街アーケードにて野外上映を実施するなど市民と行政が一体となって街ぐるみでこの事業を実施し5千名を超える来場者を集め大成功に終了し、翌年の第2回の開催に繋げました。第2回大会では四万十市出身の監督による映画を作成、出演者は地元の住民や高知出身の俳優を多数起用し、内容は高校時代に四万十市で育ち、Uターンしてきた40台歳の仲間達がロードレース挑戦するストーリーです。方言の指導は、地元高校の演劇部の皆さんが方言CDを作成し、出演者に台本と一緒に渡すなど、市民一体となった映画作成を実施したそうです。映画によるまちづくり事業は市のPRにもなり土浦市の進めているシティープロモーション事業にも参考になる部分が多々ありましたので、土浦市のまちづくりに参考にさせていただきます。
Copyright(c) masaki-shinotsuka. All Rights Reserved.