鹿児島市観光農業公園
2018-01-24
鹿児島市観光農業公園(グリーンファーム)は農村地域の魅力ある自然、農畜産物等の資源活用により、農業及び農村地域の活性化を図るとともに、食と農への理解や循環型農業を通じた環境への関心を高め、観光の振興に資するため、都市と農村の交流拠点として、平成24年に合併特例債を活用し、総事業費約36億円にて敷地面積約41.3haの広大な敷地に整備された施設です。交流と体験のフィールドを基本コンセプトとして民間参画ゾーン、体験学習ゾーン、地域交流ゾーンの3つのゾーンで構成されています。民間参画ゾーンでは民間事業者が循環型農業の技術を活用して、安心で安全な農産物を生産し、体験学習ゾーンは体験用農地、農産物直売館、農園レストランや黒豚を飼育している環境学習棟、キャンプ場などがあります。地域交流ゾーンには調理体験室や工芸体験室、研修室などを使って農業講座や郷土料理体験などができる交流体験館、豊かな自然環境の中で、のんびりと家庭菜園やガーデニングを滞在しながら楽しめる市民農園とラウベと呼ぶ簡易宿泊所と農園がセットになった滞在型市民農園があります。滞在施設にはキッチン、トイレ、リビング等が整備され年間22万円の使用料で最長3年間使用が可能となっています。公園の利用者数は年間19万人を超え、農業体験や調理体験などの体験プログラムがあり、参加者数も約3万7千人を数えて鹿児島市民だけでなく近隣の市や福岡県などの近隣の県からの利用者も増えているそうです。鹿児島市では第2期グリーンツーリズム推進計画に沿ってグリーンフォーラム利用促進アクションプログラムを推進していくそうです。土浦市にも小規模ではあるが同様の施設「小町の館」などにこの事業の体験プログラムなどを参考に、新たな事業を提案していきます。