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2022-07-13
本日から木曜日まで会派で二年振りの行政視察です。初日は盛岡市の景観重要建造物「紺屋町番屋」です。この建物は大正2年に消防分団屯所として改築されて以来、100年以上にわたり盛岡のランドマークとして市民に愛された建物です。老朽化が著しく耐震性もないことから令和元年度から3年かけて
改修工事と利活用事業を検討し、公募型プロポーザル方式により、合同会社ほっぷステップと10年間の賃貸借契約を締結し、本年4月からカフェ、雑貨販売、体験教室を備えた施設としてオープンした施設です。土浦市にも似た様な施設が有るので、民間活力を導入し、歴史的街並みを維持するこの事業は大変参考になりました。
2022-02-12
久しぶりのブログの投稿になります。FBは書き込みをしているのですが、ブログの更新が疎かになってしまいました。今回は、コロナ禍の影響で開催できなかった「第90回記念土浦全国花火競技大会」の代替企画で実施した「土浦の花火」〜後世に伝える匠の技〜の報告です。1月から2月にかけて合計5回、毎回10社の花火会社が全国から打ち上げに参加して頂きました。打ち上げ花火の設置を初めて見学させて頂きました。筒には打ち上げ順を記載してあり、各筒にある点火用のコードをその順番で点火装置に接続していきます。今企画の最終章は、二大花火競技大会「土浦」「大曲」夢の競演と題した打ち上げです。打ち上げ前日は雨から雪の天候でしたが、花火の設置には問題無く、用意された台船に花火師の皆さんが黙々と作業を進めていました。一番大きな筒は10号玉用です。澄み切った冬の空にあざやかに輝く大輪の花と湖面に映る花火は素晴らしいの一言です。今年の花火競技大会は11月の第一土曜日の予定です。コロナ感染症が終息して、開催できる事を祈るばかりです。
2020-01-29
議会運営委員会にて熊本県玉名市と熊本市に行政視察に訪れました。玉名市では「玉名市議会災害対応基本計画」について、熊本市では「タブレット端末導入」についてです。どちらも共通している点は、平成28年4月に発災した熊本地震がきっかけとなった点でした。玉名市の玉名市議会災害対応基本計画では、災害時における議会、議員の行動指針を示しており、玉名市議会基本条例、玉名市議会防災会議規定、玉名市議会災害時対策会議規定に明記されています。令和元年度に実施された玉名市総合防災訓練時には訓練場の一画に玉名市議会災害時対策会議本部を設けて、住民と一緒に模擬訓練を実施しています。土浦市でも、昨年の台風19号の時に桜川の水位が警戒水位を超え災害本部が立ち上がりました。それと同時に議会基本条例の危機管理条項に基づき正副議長、議会運営委員長と議会事務局長を交えて災害対策に関する協議を実施し、各議員に被害状況の報告や議員から上がってくる現場情報を議会事務局長を通して災害対策本部に伝えた経緯があるので、今回の事案は大変参考になりました。また、熊本市では災害時に各議員の安否確認や災害情報提供にファックス等を使用していましたが、地震による災害に関する情報が刻々と変化しているため、議員に送付する資料が膨大な数となり、ファックスでは送付しきれない状態となるなど議員への連絡方法に課題がありました。その時に熊本市にタブレット端末を無償で貸し出しをしてくれた事業者があり、その端末を議会にも貸与されたことがきっかけとなり、タブレット端末使用など議会のICT化について調査研究を推進してきたとのことです。現在はすべての議員にタブレット端末を貸与し、ペーパーレス化の実施等ICT化に積極的に取り組んでします。本年2月には現在使用している端末の契約期限が切れることから現在、新たな対応を検討しているとのことでした。視察の際には実際にタブレット端末を使用して詳細な説明をしていただきました。土浦市でも議会のICT化を推進していく予定なので大変参考になる視察でした。
2019-11-13
視察二日目は尼崎市にて「自転車のまちづくり」についてです。尼崎市は50K㎡の面積の中に鉄道駅13駅があり、高低差も約10mと平坦なこともあり昭和30年代より自転車の利用率が日本でも高い市であるため、自転車利用における様々な問題点の解決に取り組み、全国に先駆けて尼崎市自転車のまちづくり推進条例を施行した市です。市職員による指導を規定し、定期的に市職員が街にでて自転車の危険運転防止の指導を行い、危険運転をしている自転車運転者には指導カードを手渡し、危険防止に努めています。また、自転車総合ポータルサイト「尼っ子リンリン」を立ち上げたり、自転車関連事故マップの作成、自転車盗難対策社会実験、コミュニティサイクル実証実験等々、自転車のまちづくりについて様々な事業を展開していました。つくば霞ヶ浦りんりんロードがナショナルサイクリングコースに選定され、国内だけでなく国際的にもサイクリストがつくば霞ヶ浦りんりんロードに訪れるサイクリストが増加します。筑波山に向かうサイクリングコースと霞ヶ浦一周サイクリングコースの結節点となる土浦市です。尼崎市で取り組んでいる自転車のまちづくりの事業を参考に、サイクリストが安全に楽しめる土浦市独自の自転車によるまちづくり事業を提案していきたいと思います。
2019-11-13
総務市民委員会にて神戸市に行政視察にお伺いしました。視察の項目は「公的不動産の利活用について」で、2012年8月にオープンしたデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)です。KIITOは、1927年に輸出生糸の検査を行う施設として、ゴシックを基調として建築された神戸市立生糸検査所が時代の経過とともに本来の役割が終え、かつて近代日本の産業や文化を輸出した重要な拠点を新たな価値を生み出す創造の場として活用した施設です。KIITOは、デザインを人々の生活に採り入れ、より豊かに生きることを提案し、デザインやアートの持つ、既成概念にとらわれない自由な視点で多様な人々の交流から生まれるアイデアや工夫を採り入れ身の回りの社会的な問題を解決して+クリエイティブを実践し神戸だけでなく世界中をつなぐ、デザインの拠点をとなることを目指す施設です。施設は1階に+クリエイティブスタジ、カフェ、2階に生糸検査所ギャラリー、ライブラリー、アトリエ神戸など、1階から3階にレンタルスペースやオフィスとして入居できるクリエイティブラボスペースを備えています。運営は民間の3社が指定管理者として施設を管理し、神戸市の企画調整局、産学連携ラボが担当していました。企画調整局では二人のデザイナーを嘱託職員として雇用し神戸市のデザイン等を担当する各部署と連携を図りアドバイスし、トータルデザインを手がけているそうです。今回の視察では公的不動産の利活用はもとより市全体のトータルデザインを描こうとしている担当者のお話がとても参考になりました。
2019-07-12
群馬県高崎市にて、茨城県市議会議長会の視察研修会です。初日は高崎市長の富岡賢治様による「高崎市のまちづくりについて」高崎市で実施している様々な事業についてご講演をいただきました。私が特に気になったのは、中心市街地ないなら乗り降り自由の「お店ぐるりんタクシー」と無料レンタル自転車「高チャリ」です。事業の詳細についてお話をお聞きする時間がなかったので、改めて高崎市に視察研修にお伺いしたいと考えています。高チャリを利用して街並み探検をしようかと思いましたが、残念ながら雨なので、利用は断念しました。他にも駅の近くのショッピングセンターには高崎名物を販売するコーナーが有るなど、様々なまちづくり事業を実施している高崎市は注目の街ですね。
2018-11-14
行政視察三日目は福岡県大野城市「おおのじょうまちなかわくわくパビリオン」です。大野城市は福岡市に隣接するベットタウンとして急速に人口が増加した市なので、これまで観光事業等には積極的な取り組みを実施していませんでした。そこで、平成27年度に、市内のお店や自然、史跡などの地域資源を活用した様々な体験プログラムを市内の至る所で開催することで、その魅力を体感してもらい、街全体で賑わいを生み出すイベントとして始まりました。初年度は27年10月1日から12月6日までの期間で、27のプログラム、総事業費約530万円、参加・来場者数約12,500名を数えました。平成28年度よりこの事業を主催する「(一社)大野城市にぎわいづくり協議会」を立ち上げて実施し、平成28年度に34プログラム、参加・来場者数約17,000名、平成29年度は35プログラム、約15,000名の参加・来場者数を数えるまちづくりイベントとして地域に根ずいています。この事業の特出する点は、行政と参加事業者を結ぶ結節点を「一般社団法人大野城市にぎわいづくり協議会」が担い、多くの団体や市民がこの事業の企画運営に関わりを持つことができる点だと思います。イベントを盛り上げ、地域に拡大していくためには事業への参画者を増やすことが成功のカギになるのではないかと思いますので、大野城市の事業は市民協働のまちづくりを推進していくための大きなヒントを与えてくれました。また、市のふるさとにぎわい課で導入しているスマートフォン・タブレット用の無料アプリ「大野城市まち歩きアプリ」は市内のパン屋さんを巡るコースなどの町並みを案内するコースを設置し、町並みを探検しながら、各箇所に有るQRコードを読み込むことによりポイントを集め、貯めたポイントで市のオリジナルグッズと交換できるシステムも大変参考になりましたので、土浦市に導入できないか研究していきたいと感じました。
2018-11-13
福岡県中間市では「中間市を元気にする4つの柱」として1.移住定住2.子育て3.創業支援4.観光事業を掲げて様々な施策を展開しています。今回の視察は、その中の定住施策・空き家バンク事業について中間市役所の担当の皆様から説明を受けました。空き家バンク導入の経緯は平成26年度に市内全域を対象に空き家を認定するために一定の判断基準を設け調査を実施し、310件を空き家と認定しました。その空き家の情報を民間会社に協力を得て、住宅地図帳を作成、その後、空き家不良度測定調査を行い、売れる貸せる物件をデータベース化しました。その情報をもとに市と協定を結んだ不動産協会と空き家所有者と利用希望者のマッチング事業を実施して、平成27年度から平成29年度までに売買・賃貸物件の成約件数85件の実績を上げています。また、空き家バンク物件購入を推進するために・中古住宅購入補助制度・中古住宅リフォーム補助金制度・中古住宅購入後に解体し、新築するための補助金制度・住替え補助制度・老朽危険家屋等解体補助金制度を設けて移住定住の促進事業を推進していました。この事業空き家の対策と定住促進には大変有効な事業だと感じたので、土浦市にも導入を検討するように政策として研究・提案していきたいと思います。
2018-11-12
長崎市が平成25年度から10年間を計画期間として策定した「まちなかプロジェクト」は歴史的な文化や伝統に培われた長崎の中心部の新大工から浜町を経て、大浦に至るルートを「まちなか軸」と設定し、軸を中心とした新大工エリア、中島川・寺町・丸山エリア、浜町・銀座エリア、館内・新地エリア、東山手・南山手エリアの5つのエリアにおいて、それぞれの個性や魅力の顕在化などを進めるための整備をソフト施策と合わせて進めています。計画期間は長崎駅の整備事業が完了を予定している平成34年度までを設定しています。計画を進めるにあたっては「長崎市中心市街地活性化基本計画」「都市再生整備計画」「長崎市中央部・臨海地域(まちなかエリア整備計画)」などに位置付けながら、財源の確保に努めるとともに、法令上の特例や税制の優遇など国の支援策の活用を図っています。大規模で長期的な事業を計画を推進するにあたり一番重要な点は行政と民間企業、そして市民が一体となって様々な事業を推進している点だと思います。上記の写真の地域力での賑わいづくりの仕組みのように、地域・大学・行政・企業・金融機関とまちなか事業推進室が協力体制を構築し事業の実施を希望している実施者とのマッチング事業を行い、実施者の計画実現をバックアップしている点だと感じました。現地の視察では長崎の観光客向けのお土産物販売している「もてなしや」とコンビニの二階に休憩所を設置した現場を見て感じたことは、スタッフの笑顔でのお客様をもてなす姿勢と利用者に居心地の良い環境を提供している点でした。お店の名前の通りおもてなしの心を感じるお店づくりこそがこの事業の本質でないかと思います。土浦市でも推進している「土浦市中心市街地活性化事業」も環境整備とソフトの施策が一体となって初めて活性化が達成できると思いますので、長崎市の事業を参考として土浦市のまちづくり事業に対する提言を実施していきます。
2018-10-11
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