平成19年9月 第3回定例会一般質問《質問3》

2007-09-30

《質問3》 中学一年生で実施している宿泊学習の成果と今後の方向性について
中学一年生で実施している宿泊体験学習は、短期の寄宿舎生活を体験させることにより、社会性や人間関係の作り方と、基本的な生活態度の確立を図ることを目的としてはじめられた事業で、現在は土浦市内の八中学校すべてで実施していると聞いております。この宿泊体験学習を実施して本年で4年目をむかえるに当たり、この事業の成果と今後の方向性についてお伺いします。

《回答》
宿泊体験学習参加後にアンケート調査を実施しているのでそれを踏まえてお答えします。まず、生徒については、宿泊体験学習は楽しかったですかという質問に対し80%以上が楽しかったと答え、7割以上の生徒が「嫌なことを我慢して協力できた」「最後までやり通すことができた」「友達同士の信頼関係を深めることができた」「先生との信頼関係を深めることができた」と答えています。生徒の感想の中には「集団生活の大切さを知った」「我慢することを覚えた」「気遣いを学んだ」などの声を聞くことができました。また、保護者の感想の中には「便利な生活から離れてみて忍耐と創造力の育成に役立つことだと思う」「改めて家庭の良さを感じてくれた宿泊だった」「先生や関係者の方々のきめ細かい目配り、心配りを子供の言葉から感じた」などが出されています。これらのことから、この事業が目的に沿った活動の中で、当初の狙い通りの成果を上げていることがうかがい知ることができます。この宿泊体験学習は時代のニーズに合った先進的な取り組みであり、生徒の「豊かな心とたくましさ」を育むため、大変有意義な事業ですので、関係機関との連携を密にしながら、事業に適切な評価を行い、改善点を検討しながら本事業を継続していく方向です。

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