七尾市行政視察

2018-05-21
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土浦市議会会派創政会にて石川県七尾市で平成29年度より導入した「三世代家族住宅リフォーム奨励金」交付事業について学びに来ました。七尾市でこの事業を導入する事に成ったきっかけは、市長が市民の方から市ですでに実施ている定住促進関係の住宅取得に関する助成金以外にも若い者と同居するための住宅リフォームなどの助成金を検討してくれないかとの意見が寄せられました。また、数年前より議会でも老朽化した住宅のリフォームなどの助成を求める意見があったので、単に住宅に対する助成ではなく、少子高齢化の進んでいる中で、定住人口の促進と次世代に担い手となる若者が結婚を機に同居する。それから三世代同居を新たに始める方について補助制度を検討するとなり、平成29年より「三世代家族住宅リフォーム奨励金」交付事業が始まりました。七尾市の人口は平成16年当時約6万4千人でしたが、平成30年では約5万4千人を切っています。高齢化率も35%と平成16年当時より10%増えています。そのような背景を踏まえて、若者や子育て世帯が七尾市内に定住するために次の4点を事業の狙いとして「三世代家族住宅リフォーム奨励金」が創設されたのです。1.移住・定住人口の拡大2.同居による子育て支援の体制づくり3.高齢者が安心できる住宅環境の提供4.若者が定住し、活気ある地域づくりなど世帯間の助け合いにつながる。の4つです。交付要綱は「新たに三世代で同居、準同居を始める世帯や、結婚を機に親と同居、準同居する世帯が、100万円以上の住宅の増改築や改修工事を行う場合に50万円を奨励金として交付します。対象となる工事には、子ども部屋や寝室の増築、トイレ、浴槽、台所などの改修(設備の取り換え含む)となります」奨励金の交付を受けるまでの流れは、事業相談→工事完了→申請→交付決定→奨励金交付となります。また、申請などの手続きを地域の工務店などの建設業者がアドバイスや代行してくれるのそうです。平成29年より始まったこの事業の初年度3件に交付実績があり、相談件数は徐々に増えているそうです。今後のこの事業の取り組みとして、単に住宅リフォームのための補助事業ではなく、人生100年時代と言われ、団塊世代が年齢を重ねていく今こそ改めて家族の絆を大切に感じ、互いに支え合いながら一緒に、また近くで暮らすという選択をする家族のきっかけとして取り組んでいくそうでです。定移住人口増加、少子化対策、高齢者対策、子ども子育て対策などなど、多方面に良い結果を得られる可能性があるこの事業の進行状況を注視し、土浦市でも取り入れられる点を考え、政策として提言することを検討していきたいと思います。
追記:七尾市の道の駅で見つけた「いしかわ里山里海サイクリングロード」スタンプラリーチェックポイントの看板です。QRコードも有り、なんだか楽しそうです。土浦市のサイクリング事業にも導入したら楽しく盛り上がるのではないかと思いました。
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