玉名市、熊本市行政視察

2020-01-29
IMG_1294.jpg IMG_1295.jpg IMG_1296.jpg IMG_1297.jpg IMG_1301.jpg
議会運営委員会にて熊本県玉名市と熊本市に行政視察に訪れました。玉名市では「玉名市議会災害対応基本計画」について、熊本市では「タブレット端末導入」についてです。どちらも共通している点は、平成28年4月に発災した熊本地震がきっかけとなった点でした。玉名市の玉名市議会災害対応基本計画では、災害時における議会、議員の行動指針を示しており、玉名市議会基本条例、玉名市議会防災会議規定、玉名市議会災害時対策会議規定に明記されています。令和元年度に実施された玉名市総合防災訓練時には訓練場の一画に玉名市議会災害時対策会議本部を設けて、住民と一緒に模擬訓練を実施しています。土浦市でも、昨年の台風19号の時に桜川の水位が警戒水位を超え災害本部が立ち上がりました。それと同時に議会基本条例の危機管理条項に基づき正副議長、議会運営委員長と議会事務局長を交えて災害対策に関する協議を実施し、各議員に被害状況の報告や議員から上がってくる現場情報を議会事務局長を通して災害対策本部に伝えた経緯があるので、今回の事案は大変参考になりました。また、熊本市では災害時に各議員の安否確認や災害情報提供にファックス等を使用していましたが、地震による災害に関する情報が刻々と変化しているため、議員に送付する資料が膨大な数となり、ファックスでは送付しきれない状態となるなど議員への連絡方法に課題がありました。その時に熊本市にタブレット端末を無償で貸し出しをしてくれた事業者があり、その端末を議会にも貸与されたことがきっかけとなり、タブレット端末使用など議会のICT化について調査研究を推進してきたとのことです。現在はすべての議員にタブレット端末を貸与し、ペーパーレス化の実施等ICT化に積極的に取り組んでします。本年2月には現在使用している端末の契約期限が切れることから現在、新たな対応を検討しているとのことでした。視察の際には実際にタブレット端末を使用して詳細な説明をしていただきました。土浦市でも議会のICT化を推進していく予定なので大変参考になる視察でした。
Copyright(c) masaki-shinotsuka. All Rights Reserved.