‘行政視察’

四万十市行政視察

2017-07-19
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総務市民委員会の行政視察二日目は四万十市です。四万十市は平成17年に中村市と幡多群西土佐村が合併して誕生し、市の中心部に日本最後の清流四万十川が流れる自然美溢れる環境を有する市です。本日の視察項目は「四万十映画祭について」この映画祭は2005年に最後の映画館「中村太陽館」が閉鎖され、幡多地区に映画館が無くなり、街から映画という文化が消えつつある中で「映画館がないところで映画祭を」をキャッチフレーズのもと「四万十おきゃく映画実行委員会」を立ち上げ、休校中の小学校を会場として開催された映画祭です。おきゃくとは四万十弁で宴席のことを言う言葉で、お客さんと合わせて、二つの言葉を表現する言葉として名付けられたそうです。映画祭のオープニングには三味線演奏や地元のアイドルユニット、ダンスユニットなど大勢の市民が参加しこのイベントを盛り上げました。そのほかにも上映された映画の監督出演者を四万十川にかかる沈下橋の上に敷いたレッドカーペットを歩くといった演出を実施するイベントの開催や商店街の協力のもと天神橋商店街アーケードにて野外上映を実施するなど市民と行政が一体となって街ぐるみでこの事業を実施し5千名を超える来場者を集め大成功に終了し、翌年の第2回の開催に繋げました。第2回大会では四万十市出身の監督による映画を作成、出演者は地元の住民や高知出身の俳優を多数起用し、内容は高校時代に四万十市で育ち、Uターンしてきた40台歳の仲間達がロードレース挑戦するストーリーです。方言の指導は、地元高校の演劇部の皆さんが方言CDを作成し、出演者に台本と一緒に渡すなど、市民一体となった映画作成を実施したそうです。映画によるまちづくり事業は市のPRにもなり土浦市の進めているシティープロモーション事業にも参考になる部分が多々ありましたので、土浦市のまちづくりに参考にさせていただきます。

南国市行政視察

2017-07-18
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 4月の土浦市の組織改編にともない土浦市議会も委員会を総務市民委員会、産業建設委員会、文教厚生委員会の3委員会に改編を実施し、私の所属する総務市民委員会として初めての行政視察となります。行政視察の初日は高知県南国市です。南国市は高知県の中央部に位置し、紀元前2世紀頃の土佐の稲作の黎明の地であり、弥生時代には、田村遺跡群を中心に考古遺物も豊富で、しかも市全域に及んでいます。律令時代には、政治文化の中心として、王朝文化の花が咲き「土佐のまほろば」と呼ばれ、戦国時代、長宗我部元親が1575年に土佐を平定、統一し高知に移るまで政治の中心の地であった歴史ある街で、昭和34年に市政施行した南国市は、人口約4万8千人、約2万2千世帯、面積125.3K㎡です。視察の項目は消防団活動と軽四救急車の導入、防災についてです。南国市の消防団組織は3地区で消防団定数344名です。実員数は団員338名、うち女性団員が12名で充足率98.2%と高い充足率といえます。平成26年には小学4年生から中学生を対象に少年消防団を結成や消防本部OBと消防団員OBにて結成した南国消防団災害支援隊を発足、平成28年には南国市学生サポーターを結成するなど消防団活動の推進事業を実施しています。そのほかにも各分団に消防職員を担当者で配置し、教育訓練の実施や消防本部と分団の連携をより円滑にするための施策、そして、消防団加入促進事業としてピンバッチやハンドタオル、消防団員加盟証の作成などを実施し、消防団員の育成に力を入れた事業を実施しています。また、軽四救急車両を導入し、大型な高規格救急車両が侵入できない道幅が狭い道などでの救急活動にこの車両を活用しています。南国市では南海トラフ地震が起こった場合に震度6強、10メートルを超える津波が予測されているため、防災無線の整備や自主防災組織の育成に力を入れ、自主防災組織の育成では地元の町民に理解を得るための様々な事業を行い、自主防災組織は市内に162組織、組織率95%となっています。防災無線も整備され、海岸線には600メートルに1基の割合で15メートルから17メートルの津波避難タワーが設置されていました。そのほかにも、災害時を想定した訓練や装備の点検など災害に強い安全・安心のまちづくりを目指し様々な施策を実施していることを学び大変有意義な視察となりました。

苫小牧市行政視察

2017-07-06
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行政視察最終日は苫小牧市において「苫小牧観光ビジョンについて」学びました。苫小牧市における観光ビジョン策定までの経緯は、平成22年に市長の公約に基づき「ビジット苫小牧観光会議」が設置され、年1〜2回の会議を実施し、平成27年の市政方針の中に観光振興ビジョンの策定をあげ、平成28年2月に苫小牧観光振興ビジョンが策定されました。このビジョンの構成は、目的を交流人口の増加による地域経済の活性化とし、目標を・地域の魅力の有効活用・まちぐるみでの観光推進・新たな魅力づくりの三点を掲げ、地域の魅力の有効活用では、水揚げ量日本一のホッキ貝に代表される美味しい食材や全国屈指の五つ星キャンプ場「オートリゾート苫小牧アルテン」など、点在する観光資源の有効活用し、観光入込客数を平成34年までに260万人に設定しています。まちぐるみでの観光振興では、観光客は様々な人やサービスに接した上で、街への印象や思いを持ち帰ることから、まちぐるみでの観光振興を推進し、苫小牧市のファンやリピーターの増加を目指し、評価指標を観光案内所利用状況を平成34年度までに25,000件としています。新たな魅力づくりでは、「とまこまいコスプレフェスタ」やご当地キャラクター「とまチョップ」などの新たなサブカルチャー、テレビドラマ等のロケ地の採用など、新しい動きを地域の魅力につなげるため、関係者と連携し、様々な仕掛けの展開を目指し、評価指標を各種イベント環境客動員数を平成34年度までに55万人としています。苫小牧市は新千歳空港から車で30分、観光船やカーフェリーが行き交う港が整備され、交通の便がとても良い地域であるため、北海道観光の出発点に位置しています。そのため宿泊する観光客が少ない点が問題点の一つとされています。土浦市も首都圏から電車で1時間、成田新国際空港から高速道路で約30分と交通の便が良い地域で、苫小牧市と同様の問題を抱えていますので平成28年度にスタートした苫小牧市の観光振興ビジョンを参考に、これからの土浦市の観光ビジョンを検討し、様々な提言をしていきたいと思います。

登別市行政視察

2017-07-05
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登別市では「移住・定住促進に向けた取組について」を学びました。平成17年に北海道では退職時期を迎える団塊の世代等の第2のふるさと探しの動きを踏まえ、首都圏退職者等の移住促進の取組を始め、登別市でも同時期に登別市の魅力の一つである全国でも有数の観光都市を活かしてこの事業に取る組むことになりました。平成25年度には地域おこし協力隊の活用や移住者の声の募集、不動産協会との連携などを実施、移住・定住施策の推進の環境整備を実施し、平成26年には移住パンフレットを刷新、体験型パッケージツアーの実施や大阪で開催された北海道移住フェアへ参加するなど具体的な事業の取組を始めました。平成27度からは、より積極的な取組としてインターネットホームページにて登別市の魅力を動画で紹介するなどインターネットや雑誌を活用し、この施策のPRに力を入れたことにより、一週間の移住体験、1カ月の移住体験、季節で楽しむ移住体験などの「ちょっと暮らし」参加者が増加し、北海道内で2番目に多い利用者数となっています。移住体験から完全定住に移行する世帯数も平成27年実績で5世帯13名となり、徐々にこの施策の効果が現れてきたとのことでした。今後の取組としては、ターゲットをリタイヤ世代から現役世代にすることや市内での就業にどのようにつなげること、官民連携による移住促進を行うために協議会の設置を実施していくそうです。登別市が実施ている移住・定住促進についての取組は登別市のイメージアップにも大きく貢献する事業であり、費用対効果の面からも素晴らしい成果を上げているのではないかと感じました。土浦市にも導入すべき点が多々あり、本市のまちづくりのヒントを沢山頂きました。

札幌市行政視察

2017-07-04
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札幌市にて「さっぽろ未来創生プラン(札幌市版人口ビジョン・総合戦略)」について学びました。説明者はまちづく政策局政策企画部企画課企画担当係長の鈴木様です。この計画の背景には平成26年度に国において制定された「まち・ひと・しごと創生法」の制定や平成25年に札幌市で策定された総合計画「札幌市まちづくり戦略ビジョン」があり、人口減少の緩和を具現化するために平成28年1月に今後五ヶ年の基本目標・施策を示す新たな計画として「さっぽろ未来創生プラン」が策定されました。全体の構成は・人口ビジョン編(対象期間:2060年)と総合戦略編(計画期間:2015〜2019年)から構成されています。札幌市の人口の将来の見通しでは平成22年に191万人の人口が平成52年には175万人、平成72年には143万人、50年間で48万人の人口減少が見込まれています。人口減の自然動態として出生率の低下、女性の未婚率が高い、夫婦間の出産数が少ないことがあげられ、25歳から39歳までの男女別の主な結婚の障害割合などを分析すると資金面や雇用形態など経済的な要素が影響していると考えられています。社会動態では、道内では転入超過である一方で、道外への転出超過、特に20歳代若年層の転出超過規模が突出して大きく、男性は就職により転出が目立ち、女性では結婚・離婚による転出超過が比較的多く、次いで転職や求職など、職業に関連した理由よなっているようです。これらを踏まえて、目指すべき将来像として、自然動態では合計特殊出生率を現状の1.18から1.5まで上昇させること、社会動態では、若年層を中心とする人口流出の抑制と道外からの人口流入の促進をことを考慮し、結婚や出産を望む市民の希望が叶えられる社会の実現と地域に定着できる環境づくりを掲げています。総合戦略編では目標すべき将来の実現に向けた「基本目標」とその達成度を図る「数値目標」を掲げ、具体的な施策を盛り込んでいます。基本目標の一つは好循環の実現に必要な「安定した雇用を生み出す」こと、基本目標の二つ目は好循環を促進する「結婚・出産・子育てを支える環境づくり」が掲げられ様々な施策が展開されています。その一つが札幌に行こう、帰ろう、首都圏における札幌市の経済・観光振興として、東京駅近くに札幌市のアンテナショップを設け、名産品や観光の PRや就職の斡旋を実施しています。その他にも札幌市の未来を創る重要な5つのテーマ(グローバル展開)(まちの魅力アップ)(若者の希望実現)(安心子育て)(人材の育成)設定し、特に関連する施策を「未来創生アクション」として様々な主体と連携してこの取り組みを加速させていくそうです。土浦市でも現在第8次総合計画の策定中ですので、この札幌市の取り組みを参考にさせていただきます。

海南市行政視察

2017-05-17
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和歌山県海南市の行政視察項目は「新卒就職マッチング事業」です。この事業の目的は、市内出身の学生に地元企業の情報を提供し、地元企業に目を向けてもらうことにより、若年層の地元就職を促進し、そてに伴う若者定住人口の増加を図る事で、主な活動として⑴就職活動中の学生をターゲットとした地元企業情報の発信⑵小中学校を対象に地元産業に対する理解を深めるための取組を実施しています。この事業の目的を果たすために市と商工会議所、公共職業安定所や地場産業の地元企業で構成された「海南市ふるさと就職促進協議会」を設立し、長期的な計画を立案しそのプランを4年ごとに見直しを実施していくそうです。現在の主な事業内容は就職活動中の学生をターゲットにLINEなどのSNSを使った地元事業の情報発信や市内小中学校での地場産業学習会などを実施しています。事業説明後には地場産業の一つである紀州漆器の作品や商品を販売している場所を見学させていただきました。展示された素晴らしい屏風や漆塗りされたサイクリングバイクやオートバイには驚きました。

奈良市行政視察

2017-05-17
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行政視察二日目の内容は、奈良市で実施ている「地域ミーティング」についてです。この事業は今まで自治会連合会が主催してきたタウンミーティングと市長が自治連合会代表から要望を聞く「地区の要望を聞く会」を発展的に融合した事業です。市民生活部内の地域活動推進係が各地域に設置されている自治区連合会と日時や会場、課題等の連絡調整を行い、地区の課題解決に対する意見交換会を行政の代表である市長と地区の代表者で実施します。土浦市でも同様の事業として三年に一度、各中学校地区で実施ている「まちづくり懇談会」がありますので、今回学んだ奈良市の先進的事例を参考にして本市に提言してまいります。

京都市行政視察

2017-05-17
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京都市の京都市場に隣接して設置されている京都食文化ミュージアム「あじわい館」にて京の食文化普及・啓発事業について学びました。京都市では世代を超えて暮らしの中で伝えられてきた無形文化財があるが、現行の法令では文化財として登録が困難なため、平成25年に京都市独自の制度「京都をつなぐ無形文化遺産」を創設しました。このあじわい館には食文化の歴史の展示や体験コーナーがあり、子ども達の食育にも活用できるようになっています。土浦市で実施ているブランドアップ事業を推進するためのヒントをいただきました。

大分市行政視察

2017-02-16
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大分県日田市バイオマス利活用事業

2017-02-15
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日田市バイオマス資源化センターは生ゴミ、家畜糞尿及び焼酎粕等をメタン発酵処理し、メタンガス発電によるエネルギーの回収を行い、更に処理汚泥は堆肥として再利用を図る事を事業目的として、1日80トンの処理を計画規模として平成18年より事業を開始しています。平成27年度の処理量は家庭系の生ゴミが1日9.7トン、事業系生ゴミ9.5トン、豚糞尿28トン、焼酎粕など16トンの合計63.2トンを処理しています。家庭系の生ゴミ回収は無料でレジ袋に入れた物を拠点回収していて、回収方法なども市民に定着しているので悪質なマナー違反もなく、バイオマス資源センターに回収されています。また、バイオガスによる発電では27年度実施で売電が54,734,218円、買電が26,167,002円で28,567,216円の収入があります。また、生ゴミ等に処理後にできた堆肥と液肥は、堆肥は12キロ一袋のものを50円で市民に配布しており、大変好評を得ていて年間252トンを生産しています。液肥は市内14カ所に配布用の液肥タンクを設置しており、市民は無料で利用できます。特質すべきは悪臭がほとんどしない点です。堆肥も液肥も臭いが気にならないのはメタン発酵をしてるためであると担当の方が話してくれました。今後の課題としては10年が経過した施設の機能保全と安定した運転を目指す施設運転方針の策定と地域資源リサイクルシステムの検討をあげていました。土浦市でも現在環境基本計画の見直しを行っておりますので、この事業を参考にしてまいります。博多から日田市までの移動でJRゆふいんの森号を利用しました。人気スポットの湯布院まで行く列車は多くの外国人観光客で満席状態、列車も人気にリゾート列車として、景色がよく見えるように一段高い客席と大きな窓、そして客室乗務員がゆふいんの森号のパネルを持って手持ちのカメラで記念撮影ができるサービスを提供するなど観光客の誘致にきめ細かなサービスを提供していました。このような観光事業のサービス提供の方法も大変参考になりまいた。
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