‘行政視察’
山陽小野田市行政視察
私が所属している会派「創政会」で、本日から14日までの行程で山口県と広島県に行政視察に出発しました。本日の視察先の山口県山陽小野田市は人口六万六千人、面積が132キロ平方メートルで一般会計の歳出入予算が約260億円、平成17年に小野田市と山陽町が合併して出来た都市です。視察項目は、議会基本条例についてです。この項目は土浦市議会でも平成26年の制定に向けて特別委員会を設置し、取り組んでいる議題であります。担当委員会の高松議員より、基本条例制定後の市民に開かれた分かりやすい議会の様々な取り組みの説明や現状の課題などをお伺い致しました。特に議員定数や報酬にたいする考え方、理念を伺う事が出来たことは大変参考になりました。視察から帰った次の日には、議会改革に関する特別委員会が開催するので、今回の事例を参考に委員会内で議論していきたいと思います。今回の視察を快く引き受けて下さった、山陽小野田市議会、議会事務局の皆様に深く感謝申し上げます。
稚内市行政視察
新千歳空港から飛行機で約一時間で稚内空港に到着!稚内市も気温が30度を超える猛暑日。今回の視察内容は「メガソーラーと再生可能エネルギーについて」稚内市では平成15年に環境基本条例を制定し、平成18年から10年間の環境基本計画を策定しました。稚内市は年間を通して安定的な風が吹き、年平均の風力は7メートルと風力発電に適した風力6メートルを超える風力発電に適した地域であり、市でも公園や水道部等の公共施設用に4基を設置しています。また日本最北端の地、宗谷岬付近には民間企業が有する国内最大級の1,000キロワット57基の風力発電施設など稚内市内で74基、76,355KWの風力発電施設があります。また、メガソーラー発電施設は国が公募したメガソーラー実験施設に応募して、平成18年から23年まで5種類の太陽電池パネルの発電実験や可動式架台などコストの低減やより効率的な発電、安定的な電力供給等の様々な実験を繰返して実施し、本年から運営管理を市が実施しています。風力発電は風の状態や微弱ですがプロペラから発する音や振動の問題など、適した地域が限られます。しかしソーラー発電については土浦市でも小中学校の屋上にソーラーパネルの設置が進んでいることや、民間が始まったバイオエネルギー施設の設置など、土浦市においても、再生可能エネルギーの導入を調査研究し、メガソーラー発電施設の誘致活動など、エネルギーの自給自足に向けた取り組みの必要性を感じた視察でした。
行政視察小樽市
行政視察2日目は札幌より電車で約40分の小樽市です。小樽市は夏でも気温が30度を滅多に超えないところですが、今日の気温は32度!例年ですと夏でも窓を開放すれば、クーラーを使う必要性が無いため、市庁舎にはクーラーの設備が有りません。暑い会議室での研修は大変だろうと、視察の担当をして頂いた小樽市議会事務局の方が急遽、扇風機を用意して下さいました。お心使いに感謝です。今日の視察項目は、小樽市議会で市民に開かれた議会の実現を目指して設置した「小樽市議会活性化検討会議」が取り組んだ事例説明です。特徴的な一つは議会報告会、懇談会の開催です。第一回は平成20年5月に小樽商工会議所の有志20名と開催、2回目は小樽市PTA連合会、第三回は小樽市総連合町会と開催し、2回目よりテーマを絞って実施したので、意見交換が活発になり、良い議論が出来たそうです。その他にも、夜間議会の開催や本会議場の市民行事の開放にインターネット中継など様々な取り組みを行っていました。このような取り組みを参考にして、土浦市議会基本条例に取り入れて行きたいと思います。
行政視察栗山町
北海道夕張郡栗山町は日本で初めて議会基本条例を制定した議会です。土浦市でも議会基本条例の制定に向けて議会改革特別委員会にて議論を進めているところなので、私が所属している会派「創政会」の行政視察地として栗山町議会に向かいました。栗山町では鵜川議長さんをはじめとする四人の議員の方々と議会事務局長さんが私達をあたたかく迎えてくださり、栗山町議会基本条例の誕生と展開についてのご説明を頂きました。栗山町議会では平成12年から議会改革に取り組み、議会のインターネット中継や一問一答式の導入、そして議会報告会を開催などの議会活性化策に取り組み、平成18年に議会の最高規範となる議会基本条例を制定しました。土浦市でも二年後の制定を目指して準備を進めます。
土浦市地域臨床教育ステーション
昨年の12月26日に筑波大学、土浦市及び国立病院機構との間において、土浦市を中心とする県南地域における地域医療の確保と指導体制の構築に関する教育及び研究など、公益性の高い共通課題解決に向けてた取り組みを推進することを目的に、寄附講座の設置について協定を締結し、本年4月より霞ヶ浦医療センター内に筑波大学付属病院土浦地域臨床教育ステーションが開設され、内科、整形外科、循環器内科の医師三名が勤務して頂いております。このような地方自治体が大学に寄付を行い、講座を国立病院機構に開設するのは、全国でも初めての試みで有ります。土浦市議会文教厚生委員会では、開設してから3ヶ月あまりが経ったこの講座の現況の視察を行ってまいりました。西田院長先生から前年度と対比して患者数が増えいることなど現況をお伺いした後に土浦市の寄附で購入した最新医療機器、ガンマカメラと超音波診断装置の受けました。この寄附講座の開設により霞ヶ浦医療センターにおける医療がより強化され、患者数が増加することになり、病院経営が安定すれば、老朽化してい
る施設を新たなものに変える設備投資を早く実施したい旨のお話も有るそうです。地域医療の充実は、安心・安全な日本一住みやすい街に、また一歩近付くと思います。西田院長先生をはじめとする霞ヶ浦医療センターのスタッフの皆さん、今後も土浦市の地域医療の充実の為にご尽力をよろしくお願いいたします。
松山市行政視察「未来を拓け!松山こどもリーダーズ事業」
この事業は小中学校の児童会・生徒会代表者が集まり、共通のテーマについて意見を述べ合い互いに協力して課題を解決したり、スポーツや野外活動に取り組んだりする中から、リーダーに望まれる資質や能力を育て、次代の松山や日本を担う気概と自覚を持たせる事を主な目的としています。二泊三日の日程で、小学生の乗った船と中学生の乗った船が研修場所のある島に向かいます。到着はそれぞれ別々の港、そこから小学生チームと中学生チームが歩いて研修施設を目指し、出会った時から様々なプログラムが始まります。まず夕食のご飯は作り、空缶二つを重て米を炊く「サバめし(サバイバル飯)」作りにチャレンジ、牛乳パックを細かくしたものを燃料にするそうです。初めての体験に苦戦をしながらも、みんな無事に美味しいご飯が出来るという事です。事業の企画運営は、新規採用に成った初任の先生方が担当しします。子ども達を指導しながら先生方も子ども達より学ぶ点が多く、指導者の研修にも成るそうです。本市で中学生一年に宿泊体験学習を実施しているので、松山市の事業を本市に取り入れられるように、本日学んだ子どもリーダーズ事業の調査研究していきたいと思 います。
行政視察「今治市、子育て支援事業」
今治市では、子育て支援課が設置され、平成十四年に始まったファミリー・サポート・センター事業から数えて17の子育て支援事業が行われています。幾つかの特徴的事業の一つが、マイ保育園事業で、この事業は、子どもの健康管理において近所に安心して診てもらえる「かかりつけ医」が有ると安心出来るように、地域の中でもっとも住民に身近な児童福祉施設である保育所に、子育てにおける「かかりつけ医」のような機能を持たせ、妊娠中から子どもが3歳未満までの期間を通して、全ての子育て家庭が安心して過ごせるように、地域の保育所をマイ保育園として登録してもらい、保育士、保健師等から無料で支援が受けられるようにする事業です。また、本年4月より、子育てマイスター養成事業として、子育て支援活動に関心のある人に対し、養成講座を開講し、子育てに関する専門的な知識及びスキルを身に付け、地域における子育て支援活動の資質向上を図る事を目的にしています。公募をしたところ、27才から72才までの幅広い年齢の方々が募集定員を上回り応募してきた そうです。少子化対策として子育て支援は大変重要な課題です!今日学んだ事業を持ち帰り、土浦に適した子育て支援活動に生かしたいと思います。
高松市行政視察「保育所・幼稚園への芸術士派遣事業」
この事業は、芸術系大学の卒業生などの様々な芸術分野に高い知識を有するアーティストを「芸術士」として保育所・幼稚園に派遣して、保育士・幼稚園教諭と連携しながら、子どもたちと絵画や造形など様々な表現活動を行い、子どもが持っている感性や想像力を伸ばすことを目的に行っている事業です。当初は国の補助金を利用して事業を行いましたが、現在は、高松市独自の事業、まちづくり戦略事業の一つとして、年間三千万円を予算化し、公立と民間の保育所20箇所、公立幼稚園3園、こども園2園で、11名の芸術士が週1〜2回活動しています。芸術士が保育士と話し合い、その園やこどもにあったアートを保育士と一緒に協働で作り上げていくこの事業の評価は高く、幼児教育のひとつして取り入れる事を検討するべきであると感じました。視察終了後に宿泊する施設周辺の散策に出かけ、再開発事業で出来た、新しいアーケード商店街が数百メートル続いた箇所に交差する、数本のアーケード商店街,そして新しいアーケード街に平行に走っている古いアーケード商店街など縦横に広がるアーケード街の広さに驚き ました。古い商店街には空きテナントも目立ちましたが、コミュニティFM放送のサテライトスタジオや商店街独自のキャラクターを作るなど、それぞれの商店街が独自のイベントを開催し賑を創出していたのが印象的です。人口規模は全く違う高松市ですが、本市のまちづくりの参考に成る点が多々有った視察です。
福岡市視察
行政視察三日目は福岡市の「まもるーむ福岡」です。この施設は福岡市保健環境研究条例に基づく、保健環境学習室の一つです。名称は一般公募して、環境を「まもる」ための学習をする部屋「ルーム」からの造語です。施設内は、野鳥のジオラマや温暖化対策などが展示されている研究学習ゾーンと、様々な実験体験出来るミラクルラボ、大きなスクリーンをとおして環境問題を考え体験できるガイアなどの体験学習ゾーンがあります。利用者数は約一万人で大人が4割子どもが6割、小学校の環境教育にも利用されています。入り口付近には生きたカブトガニの水槽があり、初めて実物を見ました。施設が福岡ドームに隣接していて、ドームの周りには有名人の実物大の握手出来る手形があり、移動中に元ソフトバンク監督の王さんに握手してきました。
八女市視察
福岡県八女市の多世代交流館「共生の森」リファイン事業について説明を受けました。この施設は昭和48年に高齢者の為の施設として建築された老人福祉センターが、時代の経過とともに役割が変化し、また施設も老朽化していたため、従来の機能に子育て支援や多世代交流の場を加えて、総合福祉センターとして再生させた施設で、古い建築物の使用可能な部分や価値ある部分を出来るだけ残し、新しい機能や要素を付加した、リファイン工法で建築されました。この工法は、コストの軽減、廃材の削減等経済的、環境的にも有効な手法とされていて中庭には古い建物を解体した際に出たコンクリートの破片を利用していました。オープンからの来場者数は年間平均3500名で高齢者から幼児を連れた親子が利用していました。
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