大村市行政視察

2022-11-10
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長崎県大村市に2019年10月にオープンした長崎県と大村市が共同運営する「ミライON図書館」は鉄骨造6階建、床面積11,657.88㎡、九州最大規模の収蔵能力202万冊、建物は大村湾や大村の扇状地形をイメージした三日月型のひとつ屋根で館内は自然採光と電気による人工照明を併用、読書に必要な館内の明るさを保てるように建物南西側の壁面は、ガラス張り一面となっています。2019年7月には国交省が主導する建築物の省エネに特化した第三者評価機関から省エネに優れた建築物としてZEBを認証されています。また、2020年にはグッドデザイン賞を受賞する他にも数々の賞を受けているなど環境性能とデザインの両方で評価の高い近代的な図書館です。名称の『ミライON」は一般公募し高校生が考えた「自分、貴方の未来にO Nする図書館」を採用したそうです。県と市が共同運営する図書館は業務連携に関する協定書を締結し、職員数、資料の購入などの業務分担を行い運営されています。建物の維持管理費などの運営にかかる費用は出資比率に乗じた負担割合をしているとの事でした。共同運営による主なメリットとして、図書資料等の充実、読書、学習環境の充実、遠隔地返却サービスやオンラインサービスなどの新しいサービスの提供、既存サービスの充実があります。今後の課題としては、職員間の一体感の維持、醸成や図書のデジカル化の財源確保、地域イベントの協力等があげられています。館内に大村市歴史資料館を併設し、大村駅前の整備と合わせて建てられた「ミライON図書館」は街のシンボル、市民交流の拠点などなど大村市のまちづくりに大きく貢献する素晴らしい施設でした。

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