むつ市行政視察
2025-10-08
むつ市で令和3年度から始まった代官山公園パークPFI事業について学びました。令和元年11月からマーケットサウンディングを実施し、翌年3月に公募設置等指針公表、事業者募集を行い7月にむつ不動産取引センターを設置当予定者に選定し、令和3年6月にパークPFI整備に着手して令和4年4月に「PARK DAIKANYAMA」がグランドオープンしました。全体の整備事業はは220,878,000円で、そのうちの市整備費は国の補助金39,950,000を含む87,978,000円です。民間事業者の負担金は123,000,000円で事業は10年で見直しを行い、20年の長期契約となっています。施設は宿泊用グランピング施設、移動可能なトレーラーハウスを利用した飲食施設や宿泊施設、サウナ施設、ドッグラン、キャンプサイトが整備されています。公園の維持管理をむつ不動産取引センターが行い、公園内の電気料金、水道料金などの光熱費は全て事業者が負担し、市は年間15万円ほどかかっていた公園の維持管理費が無くなり、さらに民間事業者から年間約250万円ほどの公園使用料の納付があります。公園に設置してあるトレーラーハウスのトイレや宿泊施設、飲食施設、サウナ施設などを見学しながら市の担当者と民間事業者から説明を受け、大変有意義な視察となりました。設置が素早くできる移動可能なトレーラーハウスは災害時等な一時避難施設や仮設トイレの設置などに活用できる施設です。公募設置管理制度(park-PFI)は土浦市の今後の公園整備に導入すべき事業であると実感しました。