‘活動報告’
2017-05-17
行政視察二日目の内容は、奈良市で実施ている「地域ミーティング」についてです。この事業は今まで自治会連合会が主催してきたタウンミーティングと市長が自治連合会代表から要望を聞く「地区の要望を聞く会」を発展的に融合した事業です。市民生活部内の地域活動推進係が各地域に設置されている自治区連合会と日時や会場、課題等の連絡調整を行い、地区の課題解決に対する意見交換会を行政の代表である市長と地区の代表者で実施します。土浦市でも同様の事業として三年に一度、各中学校地区で実施ている「まちづくり懇談会」がありますので、今回学んだ奈良市の先進的事例を参考にして本市に提言してまいります。
2017-05-17
京都市の京都市場に隣接して設置されている京都食文化ミュージアム「あじわい館」にて京の食文化普及・啓発事業について学びました。京都市では世代を超えて暮らしの中で伝えられてきた無形文化財があるが、現行の法令では文化財として登録が困難なため、平成25年に京都市独自の制度「京都をつなぐ無形文化遺産」を創設しました。このあじわい館には食文化の歴史の展示や体験コーナーがあり、子ども達の食育にも活用できるようになっています。土浦市で実施ているブランドアップ事業を推進するためのヒントをいただきました。
2017-02-16
2017-02-15
日田市バイオマス資源化センターは生ゴミ、家畜糞尿及び焼酎粕等をメタン発酵処理し、メタンガス発電によるエネルギーの回収を行い、更に処理汚泥は堆肥として再利用を図る事を事業目的として、1日80トンの処理を計画規模として平成18年より事業を開始しています。平成27年度の処理量は家庭系の生ゴミが1日9.7トン、事業系生ゴミ9.5トン、豚糞尿28トン、焼酎粕など16トンの合計63.2トンを処理しています。家庭系の生ゴミ回収は無料でレジ袋に入れた物を拠点回収していて、回収方法なども市民に定着しているので悪質なマナー違反もなく、バイオマス資源センターに回収されています。また、バイオガスによる発電では27年度実施で売電が54,734,218円、買電が26,167,002円で28,567,216円の収入があります。また、生ゴミ等に処理後にできた堆肥と液肥は、堆肥は12キロ一袋のものを50円で市民に配布しており、大変好評を得ていて年間252トンを生産しています。液肥は市内14カ所に配布用の液肥タンクを設置しており、市民は無料で利用できます。特質すべきは悪臭がほとんどしない点です。堆肥も液肥も臭いが気にならないのはメタン発酵をしてるためであると担当の方が話してくれました。今後の課題としては10年が経過した施設の機能保全と安定した運転を目指す施設運転方針の策定と地域資源リサイクルシステムの検討をあげていました。土浦市でも現在環境基本計画の見直しを行っておりますので、この事業を参考にしてまいります。博多から日田市までの移動でJRゆふいんの森号を利用しました。人気スポットの湯布院まで行く列車は多くの外国人観光客で満席状態、列車も人気にリゾート列車として、景色がよく見えるように一段高い客席と大きな窓、そして客室乗務員がゆふいんの森号のパネルを持って手持ちのカメラで記念撮影ができるサービスを提供するなど観光客の誘致にきめ細かなサービスを提供していました。このような観光事業のサービス提供の方法も大変参考になりまいた。
2017-02-14
環境経済委員会にて福岡県春日市で実施している市民活動活性化事業補助金制度について学びました。この事業はボランティア活動や特定非営利活動など、複数の市民が行う「市民公益活動」に要する経費の一部を補助する制度です。市民公益活動の活性化や新たなまちづくりの担い手の育成を図り、協働のまちづくりの実現を目指しています。特徴的であると感じたところは、補助対象の団体として、1年以上春日市内で活動実績があり、5名以上で、かつ、二分の一以上が市内に居住または勤務もしくは通学している団体とし、補助対象経費は補助額を5万円以内は100%、5万円を超える場合には5万円プラス補助対象経費から5万円を引き、その半額をとし、限度額を20万円と定め、1年に限り補助しています。過去の利用状況を参考にすると、主催団体も参加者も比較的少人数で、補助額も5万円未満で、仲間で気軽にまちづくりを実施するときの補助金として活用されているようです。もちろん公金の補助金ですので申請書類等は金額にかかわらず決められた申請書や報告書を提出するなどの制約はありますが、担当課では相談に来た市民に対し、適切なアドバイスをすることで、補助金を気軽に活用する事ができているようです。土浦市でも協働のまちづくりファンド事業を実施していますので、まちづくりを目指している市民団体に気軽に適切にこの事業を活用できるように、今以上に広報活動、そして補助金利用に関する様々な助言を実施していけるように担当課に提案をしていきます。
追記:春日市では土浦市の旗を作っていただき、歓迎してくれました。この行政視察をきっかけとして二市の交流が進めばいいと思っています。
2017-02-10
行政視察最終日は杵築市にて実施している「人生まるごと応援プラン」について学びました。杵築市では人口減少に歯止めをかける魅力あるまちづくりを目指し、人生の段階に応じた支援や応援ができないか検討し、新しい施策の展開を図るためと定住促進として、市民の皆様が利用できる事業をわかりやすくお知らせするため、各課の関連する施策を整理し、分野別にとりまとめて、住むをテーマに9事業、働くをテーマに8事業、暮らすをテーマに91事業の合計108事業を実施しています。このプランは市のウェブサイトに掲載し、市民の皆様に告知し、転入されてきた方には、市民課窓口にて冊子を配布し、生活の中で活用していただいているそうです。このプランの見直しは毎年度、10月頃から総合計画の実施計画見直しや当初予算編成時期にあわせ実施、見直し、新規事業の検討を行い4月に公表しています。課題としては全体的に固定された事業が多くなり、市独自の取組事業が少ない状況であることや地方創生の取組を検討する中で、今生活している市民が杵築市でずっと住み続けたい、また杵築に住んでみたいと思っていただける取組をしていく必要性を感じていることをあげていました。日本全体が少子高齢化が進む中で、定住人口の増加策は地方自治体の生き残りをかけた重要な課題です。今日学んだ事を踏まえて、土浦市にあった施策を検討し提案してまいります。
2017-02-09
行政視察二日目は、由布市にて「クアオルト研究会を含むまちづくりについて」由布市から頂いた資料によると、クアオルトとはドイツ語で「クア(Kur)」は保養、療養を意味し、「オルト(Ort)」は場所、土地を意味する言葉であり、直訳すると「保養地」と意味になります。クアオルトの本場ドイツでは、健康を中心としたまちづくりを行っている自治体のうち、法律によって特に高品質な滞在環境を持ち且つ医療的施設を完備するなど、一定の基準を満たした自治体(地区)を国が「クアオルト」と指定しているそうです。「クアオルト」とは単に温泉保養地を意味するものではなく、広く健康的な良質な保養地づくりをしている地域を示す言葉であります。クアオルトの形成には、行政の長期計画を始め土地利用計画、環境計画、景観計画、建設計画、観光計画、交通計画などにより、地域全体の高品質な環境が担保されている「クアオルト」とは健康を中心に、住民福祉と滞在者福祉に貢献し、自然と共生した環境負荷の少ない「まちづくりの理念」として由布市では第二次由布市総合計画の基本指針としているそうです。由布市ではクアオルト研究会の事務局を担当し、平成23年には同様の課題に取組む三つの自治体と協力して温泉クアオルト研究会を設立し、お互いの特徴を活かしつつ、協働して日本版温泉クアオルトのまちづくりを研究していくこととなり、平成27年に全国5市で日本クアオルト協議会を設立し、現在は6市1町で日本型クアオルトの普及・拡大に取り組んでいます。由布市ではこの研究会に民間活力を導入し、観光協会や事業者による協議会を設立しにこの事業に取り組んでいくそうです。本誌でも現在、第8次総合計画を策定中ですので、今回学ん由布市が目指すまちづくりの目標「地域自治を大切にした住み良さ日本一のまち・由布市」を参考にさせていただきます。
2017-02-08
早朝6時に土浦から成田空港には向かって車で出発し、成田空港発8時25分のLCC航空を利用して約1時間40分大分空港に到着です。今日から別府市、由布市、杵築市を回る会派郁文会の行政視察です。初日の別府市では、移住支援につい学びました。別府市の特徴的な事は、産業の80パーセントが第三次産業である事や 立命館アジア大学など3大学がある為、年齢別人口の18才から22才が一時的に増加し、大学の卒業と共に大きく減少する所に有ります。その事を踏まえて、子育て世代の移住、定年後の第二の人生を過ごす為の移住支援の施策として、空き家バンクを設け、移住希望者に紹介する事や企業や民間団体と協働で定住人口を増やす為の事業を実施しています。説明の後に質疑応答を行い、最後に担当者が移住者を増やすことも重要で有るが、現在居住している市民の皆様が笑顔で暮らせる施策を実施する事が大切で有る旨のお話を頂いたことが印象に残りました。
2017-01-29
節分前に実施する毎年恒例の行事「荒川沖DO!!すっぺまつり」も今年で11回目の開催となります。天候にも恵まれて朝から大勢の来場者で賑わい、大盛況にて無事終了しました。A-1グランプリではツインディーズカフェが二連覇、アラレンジャーと鬼の対決は、PPAPダンス対決など競い合ううちに、お互いの力を認め合い親友になり、仲直りの証として恋ダンスを踊りることとなり、会場全体で恋ダンスを踊りました。最後は福はうちの掛け声で豆をまきを行い、今年一年の幸せを会場全体で祈願しました。
2016-11-02
議会運営委員の行政視察最終日は長野市です。長野県は最も移住したい県のランキングでトップで、長野市は2016年幸福度ランキング中核市第2位に輝いた市で32の地区に住民自治協議会を設置しまちづくりを推進しています。市役所庁舎は本年1月にオープンし、議場は長野市の名産の一つ栗の木材を机や壁板に使用した大変明るい素晴らしい議場です。さて、今回の視察項目は議会基本条例の運用と検証、そして議会改革の一環として設置した議会活性化検討委員会の取組について学びました。長野市議会では平成21年に議会基本条例を制定しています。特徴的だと思った点は、地域住民に関係が深く、関心が高い事案があった場合に当該地域にて委員会を開催する旨の項目があり、実際に事案に関係の深い地域の地区住民自治協議会の代表者を参考人招致をして委員会を開催し問題の解決に取り組んだそうです。議会活性化検討委員会では短期、中期、長期に分けて課題を整理し、議会改革に取り組み、本年度からもう一歩進だ議会活性化を目指し、議長の諮問機関で
はなく、特別委員会の設置などを検討しているそうです。議会改革を常に推進し、市民により開かれた議会を目指す姿勢は我が土浦市議会にも積極的に取り入れたいです。
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